sunlionfield’s diary

日々のその ごちゃまぜな まるごとを、味わう。

かんかん照っては

どしゃぶりと言わんばかりの雨。

 

 

陽がさしたと思えば

暗雲が立ち込める。

 

みるみる

 

ぼたぼたと雨粒が降り注ぐ。

 

 

 

まったくもって可笑しな天気。

 

 

 

でもわたしはこの、

なんだかさっぱりわからない天気が大好きだ。

 

 

晴れの日に泣いてる生き物もいて、

雨の日に笑っている生き物もいる。

 

 

おなじ 生き物が、

晴れの日のうちに泣いて笑ってを繰り返し、

雨の日にもおんなじように、泣いて笑ってを繰り返す。

 

 

帰り道、傘をすっと曲線を描くように下ろして、

畳んで歩いてきた。

 

 

雨が容赦なく降りかかる。

 

 

それでもなんてことはなくて、

むしろ雨に打たれりゃ花が咲くと言わんばかりに、

なんだか心のうちのエネルギーが漲ってくる。

 

自然と足取りは軽く、スキップしたくなる。

 

通る車も人も、なにも気にかからない。

 

 

 

ああ、これだ。

 

そう思う。

 

 

あれ、いつのまに、首のあたりから強く陽が差し込んで、道路が照らされている。

 

でも、雨。

空、雨、やさしくしなくても大丈夫だったよ。

 

でも、どっちでもうれしい。

 

草の匂いが溶け込んでくる。

 

ああ、いい。

 

あ、もうお家。

 

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