sunlionfield’s diary

日々のその ごちゃまぜな まるごとを、味わう。

桃の よわさの つよさ

最近のわたしは、リンゴでも、オレンジでもなく、

 

モモ だなあ〜と思っていまして。

 

モモでいることは、とてもよわいというか、

もろいというか、そんなイメージがある。

 

けど、モモなわたしを、モモなんて嫌いだから私、憧れのオレンジになる!!って気を張るのは

 

何かどこかもったいないなあ〜って

20年を生きてきてようやくようやく思えたんです。

 

もちろん憧れは大切。

だし、いろんな狭間で揺れながら生きたい。

 

原点が桃ってことに誇りをもてたと言いましょう。

 

守りたいと思っている側から

誰かに守られてしまう存在でも、

頼らないと強くなれなくても、

些細なことで色んな感情をかかえても、

 

それは、"ナイーブ" って言葉では終われない

奥深さだったり、深い想いだったり、

複雑に絡み合う事象のしあわせだったり、

するから、

 

それを感じられるというのは

とてもうれしいことだなあ。

 

いつか、自分も、

 

からっと前を向く心と後ろ向く湿っている心や、

自分の至らなさと変わってゆける喜びや、

思うまま広がる心と訳もなくきゅううとなる心や、

 

それら全て、

モラトリアムと呼ばれる時期を終えたなら、

忘れてしまうものなんだろうか。

 

手に職をもっても、家庭を築いても、

社会や世界が心を統一しようとしても、

自分が自分を律するために頭でセーブさせようとしても、

 

心の中だけは、

情緒の揺れ動く、

外にはわからずとも絶妙なニュアンスを感じられる

このままでいたいなって思う。

 

むずかしいこともたくさんあるのだろうけど

 

弱いことの強さというのは、

かなり強い気がしている。

 

力任せの意味ではなくて、

もっと広くて深くて

あったかくて包まれたらしあわせな

つよさ。

 

そしてそして、

果物っていうのはやっぱり

色といい、形といい、肌触りといい、味といい。

好きだなぁ。

 

と、ここまで書いたところで最近のお気に入りの見えた景色のひとつ。とっても"いい"時間でした。

 

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朝7:00出発の午前9:30帰宅の、

カツカツしてない朝活です。

というよりかは、朝のひととき。

 

曇り空に、ふたり黄色のスカートを身につけて。

 

んふーーーって言いながら、

おいしいねえおいしいねぇと。

 

作ってくれた方が、しあわせな顔をしてくれた

あのワンシーンがとっても心に残っている。

 

待ち時間に出してくれた味見のスープが、

じゃがいもじゃがいもしてて、カレーの風味がしてたこと。

私がメニューについて質問すると、

その倍くらいのことを話して教えてくれたこと。

息子さん方のことを話す様子。

雨の降りかけている曇り空の屋根の下。

あたたかい電球に、手作りのパン。

 

人と人というのは、

いろんなものを通してつながっていくなあって。

 

浸りながら、踏みしめながら、

ゆっくりあるいていこう。