sunlionfield’s diary

日々のその ごちゃまぜな まるごとを、味わう。

織りなしたあと、みえるもの

黒のミルクと白のコーヒー

 

あっつく煎れたコーヒーの、

残りの数mのところ。

 

ミルクを入れるのが好き。

 

はじめ白が広がって、一瞬黒に隠れ見えなくなる。

 

まもなく再び浮かんでくる白。

 

沈み、浮かび、右へ、ななめへ、

 

雲がもくもくいうような曲線の広がり。

 

    スプーンでくるくる

 

だんだん溶け合う  そしてカフェ色。

 

やっぱり白がいいーー!とか

やっぱり黒にするーー!とか

 

白黒はっきりさせて動けるようになるわたし。

なんでもかんでも決めたがり。

 

でもでも実は、

なんだかんだ ほしいのは、

 

白でもない 黒でもない なに色でもなくて

 

あの色もいいな。この色もいいかも。

 

そんな、どきどきな時間。

それは、何色もの色が、折り合わさってできる色。

 

何色を調合しようか迷う複雑さが織りなした後、

見えてくる色やそのトーンが好き。

 

たしかに好きな色で、たしかに澄んでいて。

 

一つの色で語れないことは、

自分の輪郭をたまにぼやけさせる。

 

    ちゃんと伝わってるかな?

    ちゃんと届いてるかな?

 

でもたしかに輪郭というのは自分の中にはあって。

 

そんなときは、わたしの声とテンポで、お気に入りの歌を歌えば、自然と見えてくるもの。

 

自然と、見えてくる。

 

毎日には人の色や声や音楽が、滞りなく盛んだから、

 

やさしく やわらかに そしてかるく、

声 を聴いて

心の在り方に戻ってこれる

そんな時間があるといい。

 

忘れていた大切にしたいことを見つけて、育てていくイメージで。

 

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