something new
森は、いつもあたらしい。
みるみる変わる。
その色、在住人、行き交うもの…
つい最近まで桜一色だった森。
今はもう、深く鮮やかに生い茂る、一面の緑だ。
いつもよりも、鳥がわいわいとし、虫もわちゃわちゃ。
五月だもんね。
てんとう虫を追っていたら、頭上の木で鳥の声。
ピーピー鳴いている。
びくともせず、むしろこちらに近寄って来てくれた。
大サービスだ😊
わたしが見上げるだけだった花たちは、
風に乗せてこちらまで、とどけてくれる。
はらはらと
はらり はらり はなびらたち
いつもは おおーきく 息を吸うところで、
おっと、、鳥の声が近い。
声を頼りに進む。進む進む。
あら、すぐそこ。
もう真横…。
されど姿は捉えられず仕舞い。
ぶんぶん虫にも歓迎を受けたので、
慌てて一目散に走り出す。
走ってるうちに、
なんだかふつふつと笑いがこみ上げてきて、
タタン タタンッ と
ありがとうを言いながら、
道の階段を下る。
なんと、階段はたんぽぽづくしだ!
そんな調子なので、もちろんわたしも日々新しい。
みるみる変わる。
1週間前には見なかった草花たちもぐんぐん。
源平花桃もすっかり開いた
あっちにも
こっちにも
道
春の大地は
緑と茶色を基に
赤 白 桃 黄 青に 紫
実にカラフル
一色たんに いろいろ色
なんてたのしい。
さあさあどちらへ